メールフィードバックループがセキュリティ意識 を強化するXの方法

メール脅威を報告することは、ユーザーが企業の安全を図り、最終的には自分の仕事を守るためにできる最も重要なステップの一つです。残念なことに、報告しないユーザーが多いため、企業はフィッシングやスピアフィッシングが自社のメールを通過していることに気づかないままになっています。統合メールフィードバックループは、ワンクリックでメール脅威を報告できる簡単なソリューションを提供します。しかしこれは報告ツール以上の役割を果たします。この機能により、セキュリティ意識の向上に役立つ3つの重要なメリットがもたらされます。

1.より優れた報告者になれる力をユーザーに与える

セキュリティ意識向上のための何らかのトレーニング、中でもフィッシングリンクのクリック数を減らすのに非常に効果的なフィッシングトレーニングを実施していることと思います。しかし、トレーニングは通常定期的なものであり、散発的にしか行われていない場合さえあります。ところが、セキュリティ意識は常に心に留めて第一に考えて行動しなければなりません。フィードバックループがあれば、ユーザーは直接メールに統合されたツールを使用できるため、Microsoft Outlookの「迷惑メール」や「フィッシング」ボタンをクリックするよりもはるかに簡単です。サードパーティのプラグインのインストールといった報告の障壁となるものを排除することで、ユーザーが報告する可能性と頻度が高まります。

2.ユーザーをサイバーセキュリティに関与させる

貴社のユーザーは、報告されたメール脅威がサイバーセキュリティの改善にどのように役立てられているのかを知っていますか?おそらく彼らは「迷惑メール」をクリックすると、メールが受信ボックスから迷惑メールフォルダに移動するだけだと考えているかもしれません。一方で、より技術的なユーザーは、ITチームの誰かが単にそのメールアドレスを阻止して一日を過ごしていると考えるかもしれません。ところが、現実はそれほど単純ではありません。

メールフィルターは、人工知能によってかつてないほどに賢くなっています。しかし、マシンは人間が許す程度にしか賢くなれません。マシンは人間が提供したデータを使って訓練されなければなりません。自分がテクノロジーの有効性に直接的な影響を及ぼすことを理解しているユーザーは、AIアルゴリズムがさらに高性能になるために必要なフィードバックを提供してくれる可能性が高くなります。

3.サイバーセキュリティ警戒を強化する

メール脅威に関しては、ほとんどのユーザーが反応します:脅威を受信してその正体が分かると、彼らはそれを報告します(そうであると願っています)。これは、メールによってITチームへ手動で報告することで、組織に対する差し迫った危険を回避しますが、フィルターの向上に関しては同じだけの長期的な価値があるとは言えません。さらに、手動で報告するのは面倒な場合があり、結果としてセキュリティ意識の低いユーザーにありがちな「後で連絡する」という反応に終わることがよくあります。そのユーザーがフィッシングメールへの対応を遅らせている間に、そのメールはさらに多くのユーザーに配信され続け、中にはフィッシングリンクをクリックしてしまう者もいるかもしれません。

サイバーセキュリティには警戒心が必要であり、脅威検出へのプロアクティブなアプローチが不可欠です。ユーザーのメールプラットフォームに表示される統合されたフィードバックループは、メールセキュリティを常に心がけるのに役立ち、習慣的なセキュリティ意識を築き上げます。これは、常に警戒心を怠らず、すぐに反応できる状態にあることを絶えず思い出させる働きをします。

Vadeフィードバックループ

メールフィルターが脅威をすべてキャッチするのは不可能なため、脅威が侵入してしまった時には貴社のユーザーが最後の防衛線になります。たった一人でもユーザーが脅威を報告すれば、その攻撃は食い止められます。ここで重要なのは、メールを開いてからITチームに報告するまでどれくらいの時間がかかるのかということです。

Vade for Office 365は、Microsoft 365にネイティブに統合し、Microsoft Outlookを通じてVade SOCに直接接続するメールフィードバックループを備えています。ユーザーは不審なメールを受信した場合、Microsoft Outlookの「迷惑メール」または「フィッシング」ボタンをクリックしてVade SOCに脅威を報告できます。VadeのSOCは、フィードバックを使ってその脅威を軽減し、ヒューリスティックルールを調整してマシンラーニングとComputer Visionアルゴリズムを訓練します。これは報告の障壁を取り除き、悪意のあるメールが数分足らずで報告されることと、数時間または数日後に報告されることの違いを意味するワンクリックソリューションを提供します。