マルチテナントのユーザーからの報告メールの優先対応と修復機能を発表

Vadeは、マルチテナントのユーザーからの報告メールの優先対応と修復機能のリリースを発表いたします。Reported emailsは、Vadeのパートナーポータル上にある単一のダッシュボードで、ユーザーから報告されたメールのクロステナントの集約ビューを提供します。MSPは、数回クリックするだけで、ユーザーから報告されたメールや類似した未報告メールについて、テナント全体で迅速且つ優先的に修復、時間とITリソースを大幅に節約します。

MSPのためのユーザーベースのインシデント対応を簡素化

MSPにとって、Microsoft Exchangeやシングルテナントのサードパーティのメールセキュリティ ソリューションでメールを確認して修復するプロセスは、時間がかかるうえに複雑です。メールの確認は、テナントごとに個別に行わなければならないからです。それらは類似のメールごとにグループ化されておらず、Microsoft Exchangeのユーザーから報告されたメールのダッシュボードから、直接修復を行うことはできません。

複数の、場合によっては、数十社の顧客を管理するMSPの場合は、セキュリティイベントへの対応に要する時間が大幅に増加するため、これは持続可能でもスケーラブルでもありません。MSPとその顧客の両方が危険にさらされます。

主なメリット

報告されたメールをマルチテナントに対応したメールセキュリティ・ソリューションで集約することにより、セキュリティインシデントに対して、確実且つタイムリーに対応できるようになります。MSP は、ユーザーからの報告メールを一か所にまとめて表示することで、中央拠点からテナント全体で報告されたメールに対応し、修復するようになります。

Vadeパートナーポータル内のReported emailsダッシュボード

Vadeパートナーポータル内のReported emailsダッシュボード

Reported emailsは、チームがMicrosoft 365の顧客ポートフォリオを管理するために必要なマルチテナンシーを備えた、完全に管理されたセキュリティサービスを提供するのに役立ちます。この機能は、テナントごとにメールを確認して修復するという時間のかかる仕事を解決し、管理者の時間を節約し、彼らがすばやく対応して、全体的なセキュリティを改善できるようにします。

Reported emailsの主な機能は次のとおりです。

  • 集約されたユーザーレポート:MSPは、Microsoft Exchangeでテナントごとに調査するのではなく、パートナーポータルでユーザーから報告されたメールを確認するため、調査に要する時間を大幅に節約できるようになります。
  • 修復:テナント全体のユーザーからの報告メールを1つのダッシュボードで修復するため、IT部門は潜在的に危険なメールをユーザーの受信トレイから削除する時間を短縮し、そのメールやそれに類似するメールが組織全体に広がるのを防ぎます。
  • クラスター化されたメール: ユーザーから報告されたメールとそれに類似する未報告のメールがクラスターにグループ化されるため、管理者はメールを一括修復することで時間を節約、さらには、他のユーザーに転送された脅威も修復します。
  • 報告されたメールのアラート: Reported emailsのダッシュボードでアラートを設定すれば、管理者は重要なユーザーレポートを見逃すことがなくなります。

Reported emails機能については、データ シートをダウンロードしてください。

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